ニートから就職に成功する方法 | ニート就活徹底対策

「ニートから就職する方法がわからない」
「社会に出るのが怖い」

ニートから社会復帰したくても、どうすれば良いか迷ってる人も少なくないはず。
そもそも就職するのが怖いという悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

というわけでこんにちは。
退職博士です。

退職博士
仕事を辞めてそのままニートとして過ごしている人は皆さんが思っている以上にいます。
自分自身仕事を辞めるプロと同時にニートから就職に成功する方法を研究しています。

今回はそんなニートのために、再び仕事を始められるよう解説していきます。

「今の自分を変えたい」

そう思っている方は必見です。

それでは参りましょう!

ニートってなに?

そもそも「ニート」という言葉はどのような定義なのでしょうか。そもそも自分がニートに当てはまっているのか再度確認してみましょう。

ニートの定義

ニートは、どの学校にも通学しておらず、普段から収入を伴う仕事をしていない15-34歳の独身者を指します。

出典:厚生労働省

ニート(NEET)は「Not in Employment, Education or Training」という言葉の頭文字をとった言葉です。この言葉は1999年にイギリス政府の調査報告書で使われた言葉で、日本に伝わったことで日本独自の定義が生まれたとされています。

ニートの定義の中で、求職活動中の人や職業訓練を受けている人、専業主婦の人はニートに含まれません。

ニートとフリーターの違い

フリーターは、正社員・正職員としての職を得てない人を指します。アルバイトだけでなく、派遣社員等もフリーターとして扱われます。
一方で、ニートは普段から全く働いていないことを指します。

例えば、月に数回程度アルバイトをしている人はニートではなく、フリーターという扱いになります。

日本のニートの人口

内閣府が発表した「子供・若年白書」の「若年無業者数」についての統計によると、若年無業者の数は2014年時点で76万人、15-34歳人口に占める若年無業者の割合は2.1%となっています。

ニート人口が減少する傾向は見られず、高齢化が進む社会にいてニートは一つの社会問題としてクローズアップされがちです。

ニートを続けるとどうなる

就職せずにニートを続けた場合どうなるのでしょうか。結論、ニートを続ければ続けるほど自由を獲得できる反面、代償が大きくなります。早めに準備することを心がけましょう。できれば20代のうちに就職先を見つけて、ニートを脱して次のステップへと進んでいきましょう。

就職できなくなる

ニートの期間が長ければ長いほど、採用を検討する企業としては不安を抱きます。
厚生労働省の調査によると、転職に成功した6割以上の人は退職後1ヶ月以内に行っているというデータがあり、離職期間が少ないほど就職への影響も少なくなります。

そのため、既にニートの期間が長いという方でも、すぐに行動すれば就職できる可能性が飛躍的に上がります。
ニートから就職できない人の特徴として、就職までに時間を要する方が多い印象を見受けられます。

就労支援サービスを受けられなくなる

「ハローワーク」や「子ども・若者総合相談センター」など、この頃は、就職を希望しているニートの人を支援するための公共サービスが充実してきています。

しかし、中には年齢の上限がある支援サービスがあります。特に注意が必要なのは「地域若者サポートステーション(通称:サポステ)」や「ジョブカフェ」といったサービスです。サポステの対象年齢上限は39歳、ジョブカフェは34歳となっています。

こうした支援サービスを受けるためには、早めに行動を開始して、その年齢までには就職を終えておくことが大切です。

就職を成功させるのに大切なポイント

ニートだからといってネガティブになる必要はありません。
就職できる会社はあると信じて、モチベーションを高めて前向きに就活をしていきましょう。

ここではニートが就職を成功させるのに大切なポイントをまとめました。

とにかく行動する

エントリーする会社数や、身だしなみ、履歴者や職務経歴書の準備など、就職するためには多くのタスクをこなす必要があります。
カレンダーやタスク管理ツールなどを利用して行動を継続しやすくする工夫をすることがおすすめです。

また、ニートの多くは努力して失敗するリスクよりも何もしないリスクの方がメリットが大きいと考える方が多いです。
確かに、短期的にみると何もしない方がメリットが大きいかもしれませんが、長期的にみると、努力し続け、失敗するリスクを背負いながらも成功するまでチャレンジする方がメリットが大きいです。

退職博士
努力することに対してポジティブに捉え、失敗を恐れず、不採用通知に落ち込まず、負けずにどんどんチャレンジしていくことで、成功を掴み取ることができます。

スキルや経験を積む

職業訓練紹介予定派遣制度正社員登用制度などを利用することによって、スキルや経験を積むことができます。

サービス・制度紹介

職業訓練:就職に役立つスキルや経験を無料で習得することができるサービス

紹介予定派遣制度:派遣期間終了後、派遣先企業の合意のもと社員として働くことができる制度

正社員登用制度:アルバイトやパートなどの非正規雇用から正社員へ登用することができる制度

これらのサービスや制度を利用することで、ニート期間が長い中年者でも十分に採用を見込めます。

就業経験が少ない方は、資格を取得することで就活でアピールできると考える方が多いですが、実際には就業経験を通して培った技術やビジネススキルの方が重要視されます。

こうしたスキルや経験は、働きながら身につける以外になく、本を読んだり、セミナーに行ったりすることでは身に付きません。
また、スキルや経験を身につけることができた状態で就活を行うと自信を持つことができます。

ニートが就職しやすい職業

ニートにはニートならではの強みがあります。

例えば、一日中ずっとゲームをすることができるのであれば、一つのことに集中し続けられるスキルがあるといえます。

そんなニートならではの特徴を生かしてニートが就職しやすい職業を紹介していきます。

営業

営業は、未経験でも挑戦しやすい職業としておすすめです。
営業職の特徴としては、社内外問わずコミュニケーションをとる機会が多いため、人と接することが得意な方には特におすすめです。

業務内容としては、電話営業、飛び込み営業など様々で、営業相手も一般のお客さんや法人のお客さんなどバラバラです。
業種によって業務内容が変わってくるので、自分の好きな業界を選ぶことで得意になるかもしれません。

平均年収:442万円(出典:doda)

ポイント

・業界問わず幅広く求人があるため、興味がある業界を選ぶことができる

・目標を達成することができれば、マイペースに仕事をすることができる

IT

人手不足が叫ばれているIT業界ですが、経済産業省の調査によると、 IT人材は2030年までに最大で80万人の不足が生じる懸念があると言われています。

新型コロナウイルス感染症の影響により、採用が縮小する中でもIT人材は高い採用ニーズをキープしていました。

業務内容としては様々で、主にサービスやシステムの開発、運用を支えることが主な仕事となります。
専門のスキルや知識などを身につける必要がある業務もありますが、高いスキルを身につけることによって大幅な年収アップを見込むことができます。

平均年収:452万円(出典:doda)

ポイント

・没頭するスキルがある人におすすめの職種

・今後も採用ニーズが拡大していく

・スキルを身につけることによって大幅なキャリアアップを見込める

警備員

警備員は、求められるスキルや経験が少ないため、未経験でもチャレンジしやすくニートにおすすめの職種であると分析できます。
年齢的に不安がある人にもおすすめで、年齢制限が他の業種と比べて上限がゆるく、また休憩時間も多いため、就職しやすくかつ継続しやすい条件が整っている職種であるといえます。
また、コミュニケーションが少ないため、コミュニケーションが苦手な方にもおすすめです。

業務内容としては、施設内や工事現場などにおいて、人や財産といったものを警護、警備を行います。
具体的には、オフィスビルや商業施設などの巡回、機械整備や交通誘導警備などといったものがあります。

平均年収:328万円(出典:求人ボックス)

ポイント

・未経験でもチャレンジしやすくニートにおすすめな条件が揃っている

・休憩が多い

・コミュニケーションが少ない

介護

介護は、高齢者が安心して生活できるように、高齢者の身の回りの世話や相談援助などを行う職業です。
日本では高齢化が進んでいるということもあり、介護業界は人手不足となっており、経験やスキル問わず積極的に採用を拡大している企業が増えてきています。

業務内容としては、大きく分けて身体介護と生活援助の2つがあります。身体介護はお風呂で洗髪や洗身をしたり、ベッドから車椅子などへ移動をお手伝いしたりといった業務で、生活援助は掃除や洗濯、調理といった身の回りのお世話をします。
介護をすることで、信頼関係を構築し感謝されるため、やりがいを感じたいという方にはおすすめの職種となっています。

平均年収:318万円(出典:求人ボックス)

ポイント

・人手不足がゆえに就職しやすい職種

・やりがいを感じることができる

就職先の選び方

ニートの就活において、人と交じっての仕事が困難な方が多いことや、仕事の探しにくさによって悩んでいる方を多く見受けられます。

また、ニートの中でも、比較的就職が容易なニートの人と、就職が非常に難しいと言われるニートの人とがいます。
さらに、ニートでいたくはないけれども、つきたい仕事になかなか採用されない人や、職業スキルを磨くためにお金が不足しているという人も見かけます。

外に出る事に対してあまり問題がなく、他の人一緒に働くという面でも問題が無い場合には、どちらかというと就職しやすい人になります。
ですが、パニック症候群やうつなどの精神的な問題を抱えているような人は、仕事先も選ばざるをえませんし、長く続く職場は探しづらいものです。

個人差はありますが、就職をするための就職セミナーや、採用試験への参加自体が難しいことがありますので、その時は難しい事態となります。
仕事がしたくても、人と話すことが精神的な抑圧要因になったり、うつの悪化を引き起こすような人は、就職できたとしても長くは続きません。

退職博士
家の外に出ること、人と会話をすることから、体を慣らしていくことはとても大切なキャリアのステップアップです。

家の外に出られるようになり、人と話せるようにならなければ、就職をすることは難しいかもしれません。
ニートの人で就職を考えるならば、まずは自分の状態をよく把握して、どの程度なら自分ができるのかを考えて、それから仕事を選ぶ事が必要です。
何もかも自分でやらなければいけないというものではありませんので、ニートの就職支援サービスなども使ってみるといいでしょう。

ニートにおすすめの就職支援サービス3選

現時点ではニートだけれど、仕事をしたいという人は、インターネットの就職支援サービスで、ニートでも大丈夫なところを探してみましょう。
ニートの人を対象内にしている就職サイトとは、自分と同じような状態の人が他にもいると言う事を実感できる場所でもあります。スタッフ側も、ニートの立場を理解した上で就職支援をしてくれますので、安心して登録することができます。

ハローワーク

ハローワークは公共職業安定所の略称で、国が運営している就職支援サービスです。

ハローワークでは、職業相談や求人紹介などを受けることができ、就職に対する疑問点を相談することもできます。
雇用保険の手続きや職業訓練コースの情報提供、就職セミナーへの参加など幅広く支援を行なっているので、ハローワークからチャレンジされる方は多いです。

地域若者サポートステーション

地域若者サポートステーション(通称:サポステ)は、働くことに悩んでいるニートに対して自立してキャリアを確立できるよう支援を行なっている就労支援サービスです。

就労における総合的な支援を行なっているサービスで、全国各地にあることから気軽に近くの施設を探すことができます。

ステサポでは、自己理解を深めることができるので、自分がどういう仕事に向いているのかわからないという方は非常におすすめです。

ジョブカフェ

ジョブカフェは、若者の就職促進を目的として都道府県が主体となり雇用サービスを支援している施設です。

正式名称は「若年者のためのワンストップサービスセンター」という名称で、雇用関連サービスの対象年齢を15歳から34歳としています。中高年者を対象とした支援施設としては、ジョブサロンがあります。

施設によっては、ジョブカフェとジョブサロンが一体になっているところや、ハローワークと同設されているところもありますので、お住まいの地域に合わせて探してみるのがおすすめです。

まとめ

いかがだったでしょうか。

ニートの方は、様々な事情によって働くことが難しい現状があります。
多くの場合、周囲の人はニートであることに理解ができないものです。働きたくないから働かないのではないかという疑いを、ニートに対して抱いているような人もいます。
身体的な問題や、精神的な問題で仕事が続けられないと、就職が困難になることがあります。
また、長くニートをしていると、それだけ再就は困難になります。

なんとしてでもニートを脱出したいという方はまずはハローワークや社会人インターンシップに参加してみてはいかがでしょうか。

それではまたお会いしましょう。

退職博士でした。

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